令和6年7月26日に武見厚労大臣の会見があり、厚労省のHPに掲載されていますが、メディアではほとんど取り上げられていないので知らない方も多いと思います。

https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000194708_00722.html

日本政府は8月17日0時00分の募集期限で「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則の一部を改正する省令案」に関するパブリックコメントを募集していますが、全ての急性呼吸器感染症(ARI)を5類感染症として扱うかどうかの記者からの質問に対し、武見大臣が認めたためSNS、特にX上では単なる風邪も5類感染症になる事で行動規制が強制される可能性があるなど大問題になっていますが、武見大臣の会見ではマスクの感染予防効果について質問した記者が居た事も注目する必要があります。

その記者が去年の1月30日コクランレビューに、マスクの感染予防効果は認められなかったという科学論文が発表されていて、6月にはアメリカの下院公聴会でアンソニー・ファウチ氏が、マスクの感染防止効果についてソーシャルディスタンスと共に科学的根拠は必ずしもあったとは言えないとの発言をしているにも関わらず、我が国は厚労省がマスクに感染症防止効果があるとしている根拠を教えて欲しいとの質問に対し、 武見大臣は新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードで京都大学・西浦教授から提出された「マスク着用の有効性に関する科学的知見」を根拠にしていると述べていますが、西浦教授は1人の感染者が2.5人に感染させて42万人が死ぬという全く根拠のない妄想から日本で緊急事態宣言が出され、オリンピックを延期させ、オリンピックを開催していればCOVID-19が大した事ない疾患であると分かり、SARS-CoV-2ワクチンが作られることも無く、SARS-CoV-2ワクチン被害者もできなかったため、突き詰めるとSARS-CoV-2ワクチン被害者を作り出したのは西浦教授と言っても過言ではありませんが、いまだに政府に対して間違った考えを示し続け、政府もそれに従っているというのは異常としか言えません。

それ以外でも情報公開に関して厚労省が配信している会議の多くはライブ配信でしか見られないが、公開時間が決められていて、その時間に視聴できる方は非常に限られているため、会議終了後であってもいつでも視聴できるようになれば、国民にとって便利と思われるとの質問に対し、全く真剣に考える素振りが感じられません。

レプリコンワクチン、シェディングに関する質問に対し、シェディングに関しては恐らく全く検証すらされていないため答えられないと思いますが、『レプリコン=自己増幅』という意味があるにも関わらずレプリコンワクチンが増殖型組換えウイルスワクチンにはあたらないと回答し、そもそも今のSARS-CoV-2ワクチン自体の安全性・有効性が確立しておらず、令和8年度までにデータベースを整備する準備を行っている段階である事が非常に大問題で、SARS-CoV-2ワクチンがスパイク蛋白質という毒素を作り出して多くの重篤な副反応を作っているにも関わらず、自己増幅して湯水のようにスパイク蛋白質を作り出して従来のSARS-CoV-2ワクチンよりも重篤な副反応を作り出す可能性が高いレプリコンワクチンの接種を進めるのは狂気の沙汰としか言えません。

http://totalnewsjp.com/2023/08/25/covid19-947/

急性呼吸器感染症(ARI)と聞くと難しく感じますが、風邪と気管支炎、肺炎の総称と考えれば分かりやすく、風邪のほとんどがウイルス性で、その中でインフルエンザウイルスによるものを『インフルエンザ』、SARS-CoV-2ウイルスによるものを『COVID-19』と呼んでいるだけで、どちらも風邪の一種と言えます。

インフルエンザには治療薬はありますが、使用しているのは医学部が薬で治す事しか教えず、製薬会社の言いなりの日本が全世界の約7割、アメリカが約2割で、それ以外の国ではインフルエンザであっても風邪の一種なので対症療法しかしません。

全てのARIを5類感染症にする事を問題視する人は普通の風邪を軽視している人も多く、志村けんさんがCOVID-19に感染して亡くなった事ばかりクローズアップされますが、田村正和さんは2021年にCOVID-19ではなく風邪をこじらせて入院し、その後、心不全を起こして亡くなられましたが、COVID-19ばかり恐れるのではなく普通の風邪でも命を落とすことがあると示してくれたのは最後の最後まで二枚目だったと思います。

結核は2種感染症で、以前は致死率が高く結核病棟に入院させられていましたが、今は治療法が確立されて治る病気になり、院内感染のリスクもあるため自宅療養が基本で、ほとんどの結核病棟は廃止されています。

感染症は感染するから感染症と言うというのは誰でも理解できると思いますが、2種感染症の結核も基本的に自宅療養で、普通の風邪も当然、誰かに感染する可能性があり、風邪で命を落とす事もあるという事は、どの感染症も対応を変える必要はなく、全てのARIを5類感染症として扱う事を問題視するのではなく、本来であれば感染症法を根本的に改正する議論をするべきだと考えます。

学校保健安全法に規定された学校感染症は出席停止期間が定められていて、インフルエンザは「発症後5日かつ解熱後2日」、COVID-19は「発症後5日かつ症状軽快後1日」と決まっていて、その間にテストを受けられなかった場合、再試験が認められますが、学校感染症以外の普通の風邪の場合は病欠で再試験を認めないという学校があり、再試験を受けさせてもらうために診断書を希望する人も居ますが、学校の対応に問題があるため学校や文科省に抗議をするように勧めても屈して抗議しないにも関わらず、本来は必要のない診断書を発行する義務は無いと説明しても執拗に書けと引き下がらない人も居て、診療に差し支える事もあります。

COVID-19対策で濃厚接触者を自宅療養させるという無意味な事をしましたが、濃厚接触者が休職したため人員不足が発生し、軽微な風邪症状ぐらいなら市販の風邪薬で症状を誤魔化して出勤した人も多いと思いますが、感染者が出歩いたために感染を拡げた可能性が高く、本当にすべき事は全ての有症状者を自宅待機させることで、有症状者が出歩かない事で健常者が感染者と接触する機会が減り、感染拡大を抑えられますが、政府は有症状に対して自宅療養させた事はなく、濃厚接触者を自宅療養させる事で逆に感染を拡げた可能性が考えられます。

有症状者を自宅療養させるにしても、職種に寄りますが軽症であれば在宅勤務も可能ですし、どうしても休業が必要な際は当然、補償も必要ですが、仕事が回らないとなどの理由で自宅待機を守らない人に対しては科料を命じれば従うと思います。

これは緊急事態宣言で飲食店に休業要請した際に補償を行い、要請に応じなかった飲食店には科料を命じたのと同じ構図ですので難しい話ではありません。

休みたいために不正を行う人が出てくるかもしれませんが、申告だけではなくオンラインで実際に熱を測るのを確認すれば不正も減らせ、それでも色々と不正を考える人が居ても、COVID-19が5類感染症に移行する前はCOVID-19と診断しただけで医療機関に9000円ほどの報酬が入るために、オンライン診療で診察や検査もせずにCOVID-19と診断していた悪徳医療機関が居たり、COVID-19と診断されると保険金が下りるからとオンライン診療で症状を偽ってCOVID-19と診断されて保険金を不正に受け取った人も居ると思うので、それらに比べるとそこまでして不正を行う人は居ないと思われます。

私は風邪症状で受診した全ての患者に文書を見せながら正しい感染対策を説明し、全ての感染症は感染するためインフルエンザやCOVID-19とか関係なく、風邪症状の方は自主的にインフルエンザに準じて「発症後5日かつ解熱後2日」の自宅療養を行うよう指導しています。

COVID-19騒動も初期は37.5℃以上の発熱を認めても自宅療養し、数日下がらなければ医療機関を受診するように言われていたため感染も抑えられていましたが、検査の濫用、協力金目当ての医療機関のために軽症でも直ぐに受診するようになったために感染が拡がりました。

感染経路は接触感染、飛沫感染、空気感染がありますが、接触感染は手を介して病原体が運搬され、汚染された手で眼鼻口などの粘膜を触れる事で感染しますが、究極的には安易に眼鼻口などの粘膜を触らなければ防げます。

飛沫感染はウイルスを含む飛沫が眼鼻口などの粘膜に直接触れる事で起こり、空気感染は飛沫よりも軽い飛沫核を吸い込んで起こりますが、浮遊している飛沫や飛沫核は換気すれば排除できることができ、サーキュレーターを使えば対流が起きて空間中の飛沫・飛沫核の濃度差を減らして換気効率を上げ、アクリル板などの衝立は対流を妨げて換気効率を下げるため使用してはいけません。

屋内は閉鎖空間なので感染が拡大したりクラスターが発生する事があるので、持ち込まない事が重要で、屋内に入れば直ぐに手洗いする事が重要です。

感染性胃腸炎では糞便に病原体が排出され、トイレが感染の温床になる可能性があるので、トイレは必ず蓋を閉めて流す事で飛沫の飛散を減らし、トイレは扉も汚染されている可能性が高く、トイレを出てから手洗いする事で感染予防に繋がります。

纏めると感染対策は

・全ての有症状者が自宅療養する事で健常者が感染者と接触する機会を減らす

・接触感染対策は安易に眼鼻口などの粘膜を触らない

・飛沫・空気感染対策は換気を行う

・換気効率を上げるためにはサーキュレーターを使用し、対流を妨げるアクリル板などは使用しない

・屋内に病原体を持ち込まないために屋内に入れば直ぐに手洗いをする

・感染性胃腸炎対策はトイレは必ず蓋を閉めて流し、トイレを出てから手洗いする

基本的にこれらをするだけで済みます。

疾患は薬で治すのではなく免疫で治し、薬は単に症状を緩和する効果しかありません。

咳、痰、下痢、嘔吐、発熱などは立派な免疫ですが、医学部で薬で治す事しか教わっていない医師どもは症状が消えれば良いと考えて咳止め、下痢止め、解熱剤を直ぐに処方しますが、単なる誤魔化しで、逆に免疫を妨げて症状を遷延させる可能性もあります。

腸も免疫に関与しているので消化に力を使うと免疫が上がりにくくなるため無理に食べる必要はありません。

倦怠感や熱感があっても熱を測ると平熱の時がありますが、実際には発熱して、人間に添わっている発汗して体温調整する機能のために見かけ上は平熱になっているだけです。

頭が割れるほど痛かったり意識が朦朧とするのを我慢する必要はありませんが、極力解熱剤を使わずに水分、塩分をしっかり摂って寝るというのが結果的には早く良くなる方法です。

色々な症状が出るのは身体が弱っているから休んでおけとメッセージを出してくれているのに、解熱剤や咳止めなど症状を誤魔化す薬を使って出歩くために感染を拡げ、免疫を下げて逆に治癒を妨げています。

どうしても症状が改善しなければ一般の風邪とは違う可能性が高いので、その時点で医療機関を受診されればと思います。

全てのARIを5類感染症にするという事だけにとらわれず、区別なく同じ対応にするという事は、わざわざ何が原因かを調べる意味も無くなるため受診する必要も減り、逆に混乱が抑えられる可能性があり、物事の本質に目を向け、感染症法や学校感染症を根本的に改正する議論を行う必要があると考えます。

今回の武見厚労大臣の会見でほとんどの人が見過ごしていますが、本来の趣旨は「創薬エコシステムサミット」を開催し、サミット終了後に製薬企業、スタートアップ、ベンチャーキャピタル、アカデミアの関係者を招いてネットワーキングイベントを開催し、産学官が一丸となって創薬エコシステムの強化に取り組んでいく事ですが、先ほど書いたように病気は薬で治すのではなく免疫で治しますが、今回のCOVID-19騒動も免疫を何も理解していない専門家どもが間違った対応を続けて混乱を大きくしましたが、同じように免疫を何も理解していない産学官の専門家どもが製薬会社と結託して利権の温床になり、国民を無視して自分たちだけ利益を貪る可能性が考えられますが、全てのARIを5類感染症にする事ばかりを問題視して、ほとんどの人が産学官の専門家どもと製薬会社が結託して行う悪事に気付いておらず、気付いていない人も結局は薬に依存して免疫を理解していないので大問題だと思います。

「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則の一部を改正する省令案」に関するパブリックコメントは8月17日0時00分が募集期限で、単なるアリバイ作りで何を書いても方針を変える事は難しいかもしれませんが、意見は残されて今後の検証に使わるかもしれませんので、ここに書いてある正しい感染対策を理解して1人で何度でもコメントできるので、多くの方にコメントしていただきたいと思います。

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495240096&Mode=0