寒い日が続き、どこでも暖房を使用していると思いますが、暖かい空気は天井の方に溜まってしまいますので、サーキュレーターを天井に向けて使う事で対流が起きて天井に溜まった暖かい空気が床の方に降りてきて部屋全体が温まります。
換気が重要と考えて換気扇を使用している事もあると思いますが、換気扇は高い位置に付けられていますので、サーキュレーターを使わなければ暖かい空気が排気されて暖房の効率が悪くなります。
シックハウス症候群対策で2003年7月15日に改正建築基準法が施行され、それ以降に建てられた建物は台所・浴室・洗面所・トイレのみならず全ての居室で24時間換気可能であることが義務となりましたので、換気扇を使用しなくても家の中は換気されています。
換気のために窓を開ける事があると思いますが、ほとんどの人が新鮮な空気が入ってくると思い込んでいますが、花粉・PM2.5・細菌・ウイルスなども入ってくるかもしれませんし、窓を開けずに空気清浄機を使った方がきれいな室内を保てるかもしれません。
昔は寒い地域で脳卒中が多かったですが、地方ではトイレが外にあった家が多かったため、トイレに行くために暖かい室内から外に出て、寒さのために末梢血管が収縮して血圧が上昇して脳卒中を引き起こしていましたので、部屋を暖め過ぎるのは外気との温度差が大きくなってしまいますし、乾燥して身体から水分が奪われて気付かないうちに脱水になり、熱中症に繋がる事も考えられます。
電気代が高騰していますし省エネ、電気代を抑えるためにもサーキュレーター、空気清浄機を有効利用して室温を18~20℃程度にして、寒ければ重ね着する事をお勧めします。