https://www.ytv.co.jp/press/kansai/155525.html

研究では唾液に含まれる蛋白質が受容体を覆うことで、ウイルスとの結合を防ぎ、感染を抑える効果があり、唾液は若い人ほど分泌量が多く、感染を押さえる効果が高い一方で、歳を重ねるごとに量が減少し効果が薄れていきくため、唾液量が少ない高齢者が重症化しやすくなっている可能性があるということです。

唾液には病原体が対抗するIgA抗体があり、唾液の分泌が減れば当然、IgA抗体の分泌も減り、口内が感染しやすくなる環境になります。

マスクで口呼吸になると口内が乾燥して唾液が減っていますが、大阪公立大学の研究はマスクをすると感染しやすくなるという当クリニックが以前から指摘している内容を後押ししてくれました。

大阪公立大学の研究は唾液に含まれる蛋白質が受容体を覆うという事なのでACE2に結合する蛋白質という事になりますが、長崎大学・北 潔 教授がヘムがスパイク蛋白質に結合するなどして感染を抑制するという発表をしています。

https://www.jba.or.jp/web_file/210113_seminar_report.pdf

ヘムは赤色を呈する色素で、生体内では蛋白質と結合してそれぞれ特有の働きをしていて、ヘモグロビンは体内の酸素運搬を行っています。

ヘムは5-ALAから合成され、感染予防だけではなく副反応・後遺症の治療にも期待されています。

5-ALAはサプリメントとして購入できますし、普段から5-ALAを摂取してマスクをしない生活をする事が有効な感染対策になる可能性が考えられます。