いまだに発熱や風邪症状のある方を診療拒否する医療機関が多く、発熱外来をしている医療機関も患者と窓越しに話をして聴診もせずに検査だけを行っている所がほとんどです。
当クリニックではどんな症状の患者さんも分け隔てなく診療していて、感染症が疑われる方は別室に入ってもらって他の患者さんと接触しないよう配慮しています。
多くの医療機関は発熱があるだけで新型コロナ検査を優先しますが、新型コロナと診断されても治療薬が無いため診断する意義があまりありませんので、当クリニックでは治療薬があり治療に繋がるインフルエンザ、マイコプラズマ、溶連菌などのチェックを先にする事をお勧めしています。
マイコプラズマや溶連菌陽性の方は時々、居られますがインフルエンザは全くと言って良いほど陽性者が居らず、正常変異でどんどん弱毒化してしまったと考えていましたが、昨日受診した方に普段と同様に先にインフルエンザ検査を行うことを勧めましたが、インフルエンザB型の判定でした。
症状が軽く、元々あまり薬を使用したくないという考えの方でしたので、薬は処方せず自宅隔離をするよう指示して帰宅していただきました。
新型コロナ抗原陽性の方も何人か居られますが、いずれも非常に軽症です。
オミクロン株は本当に従来コロナと同じような鼻風邪程度に弱毒化しているようですので収束宣言しても良いはずですが、逆にまん延防止等重点措置の適用地域が拡大されるようで、政治家やいわゆる専門家は人々に不自由を強いる事はおかまいなしに、どういう訳か混乱を長引かせたいようです。