鼻水・くしゃみ・咳は病原体を侵入させず、排除するための立派な免疫反応です。

煮沸消毒するように発熱も病原体の死滅・増殖を抑制し、白血球・抗体を活性化するための免疫反応です。

しかし日本の医学部では薬で治す事しか教えないため鼻水・くしゃみ・咳・発熱が免疫である事は教わらず、ほとんどの医師が知らないので、何かが効くだろうと何種類もの薬を処方しますが、咳を止めてしまうと病原体の排除が妨げられ、解熱剤を使うと病原体が増殖しやすい温度に下げ、白血球・抗体の活性化を妨げて感染を長引かせる可能性があります。

医師が咳止めや解熱剤を処方するのは単に誤魔化しで、総合感冒薬も解熱効果や咳を止める成分が含まれていますが、治っていないのに咳が止まったり熱が下がれば治ったと勘違いして感染対策を怠る人が現れて感染を拡げる原因になるので、安易に市販の総合感冒薬を使用したり、誤魔化しで咳止めや解熱剤を処方する医師が感染を拡げている事になります。

風邪に罹って色々な症状が出るのは、免疫が下がって感染してしまったから安静にしておけと自分の身体がわざわざ教えてくれているのに、薬を使って症状を誤魔化して起きようとする事がそもそもの間違いです。

風邪は正式には風邪症候群と言い、基本的にはウイルス性上気道炎の総称で、風邪の中でもインフルエンザウイルスによるものを『インフルエンザ』、SARS-CoV-2ウイルスによるものを『COVID-19』と呼んでいるだけで、インフルエンザもCOVID-19も風邪の一種です。

インフルエンザは学校安全保健法で『発症後5日かつ解熱後2日』を出席停止と定められていますが、一般の方が出歩いて良いはずがなく、当クリニックでは全ての風邪症状の患者に『発症後5日かつ解熱後2日』の自宅療養を指導していて、全ての有症状者が自宅療養すれば出歩ている人は無症状者ばかりになり、感染者に出会わないため感染は拡がりません。

インフルエンザには一応、治療薬はありますが症状を1~2日早く抑える効果しか無いため外国ではほとんど使われませんが、薬で治す事しか教わっていない日本の医師が処方するためタミフルは全世界の約75%が使用されています。

いまだに風邪に対して抗菌薬を処方する医師も居ますが、抗菌薬は細菌感染には有効ですがウイルス感染には無効なので風邪には効きません。

COVID-19にイベルメクチンを処方する医師が居ますが、イベルメクチンは寄生虫の薬ですが抗菌薬でもあるので寄生虫や細菌には効くかもしれませんが、ウイルスに効くという保証はありません。

イベルメクチンを処方する医師はイベルメクチンが効いたと思い込んでいますが、当クリニックではイベルメクチンを一切、処方しなくてもCOVID-19は治っているので、イベルメクチンは効果が無いと胸を張って言えます。

イベルメクチンを処方する医師も結局は他の薬で治す事しか知らない医師と同じで免疫を何も分かっていないだけではなく、イベルメクチンを濫用して依存症を作っていて大問題です。

一昔前は風邪の治療薬が発見されればノーベル賞と言われていたぐらいで、ノーベル賞もmRNAワクチンが受賞するため地に落ちましたが、インフルエンザ治療薬も外国ではほとんど使われていませんので、風邪症状を認めても医療機関を受診する必要は無く、全ての人が自主的に『発症後5日かつ解熱後2日』自宅療養し、解熱剤は極力使わず、消化の良い物、塩分、水分をしっかり摂って安静にする事が治る近道と考えられます。

自宅療養で症状が改善しない時は細菌感染なども考えられますので、その時は受診されても良いと思います。