SARS-CoV-2はSARS-CoVと遺伝子配列が似ていて受容体も同様にACE2であるためにSARS-CoV-2と命名されましたが、SARS-CoV-2が血管内皮細胞のACE2に結合する事によって機能不全を起こして血管炎・血栓形成を起こすのがCOVID19の本質で、明らかにSARSよりも弱毒ですのでSARS(重症急性呼吸器症候群)という名称が不適切で「SARSもどき」と言った方が良いかもしれません。

一般の方は信じられないかもしれませんが、専門家も含めてこれを理解している医療従事者はほとんど居らず、SARS-CoV-2がACE2に結合して感染する事すら知らない医療従事者がほとんどです。

SARS-CoV-2が最初に接触するのが気道ですので初期症状は呼吸器症状ですが、有効な治療薬が無いので一般の風邪と同様に対症療法するしかありません。

喉の炎症を緩和する薬としてトラネキサム酸が処方される事がありますがトラネキサム酸は止血剤としても使用されます。

止血剤という事は血を固まらせる作用がありますが、COVID19の本質は血管炎・血栓形成ですのでトラネキサム酸を使用すると症状が悪化する可能性が考えられ、当クリニックでは咽頭痛を訴える方に基本的にはトラネキサム酸は処方せず、桔梗湯などの漢方薬を処方しています。

ほとんどの医師がCOVID19の本質が血管炎・血栓形成という事は知らずに漫然と咽頭痛に対してトラネキサム酸が処方されている事が多いと思われ、COVID19の重症化に繋がっている可能性を危惧します。

勉強もせず単に薬だけ処方すれば良いと考えている医師がほとんどで、そういう医師は逆に症状を悪化させる可能性も考えられ、そういう医師や発熱など感染症が疑われる患者を断ったり、オンライン診療でみなし陽性と判定して混乱収束を遅らせようとする医師は医師免許を取り上げてAIで対応した方が余程、良い医療が提供できると思います。