昨日、安倍元首相が銃弾に倒れ、亡くなるという痛ましい事件が起きました。

心からご冥福をお祈りします。

犯人は悠々と背後から近づき、手製の銃で凶行に及びました。

銃撃の瞬間の映像を見ましたが1発目の銃声に驚いて左側から振り向こうとした時に2発目が発射されて安倍元首相に当たったようですが、散弾銃という事なのに周りにも数人居たのに他の人には当たった様子がありません。

司法解剖が行われ、左上腕と首に銃弾が1発ずつ入った痕が確認され、致命傷になったのは左上腕から入った銃弾1発で、死因は左右の鎖骨下動脈を損傷したことによる失血死だったそうです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2a4efd35c9b28e993b64a5060dfa8f312a394dd5

多くの方が疑問に思っているのは現場でそれほど大量の出血をしていない事です。

安倍1

安倍2

 

事件直後の情報では頸部に傷があり、胸部は皮下出血程度とのことで、心肺停止になったため頸動脈損傷であれば現場は血まみれになるはずですが、この写真を見て全く出血しているような感じは無く、救急車に乗るまでは意識があったとの事なので、この時点で心臓マッサージをされていない事は問題にならないと思います。

致命傷は左上腕から入った銃弾との事ですが、銃創なので弾丸が外から内部に肉を巻き込みながら侵入するため、外にはそれほど出血しなかった可能性は考えられます。

実は15年以上前になりますが銃で撃たれた人を受け持ち、その人は胸部と腹部を撃たれて肺と腸を損傷しましたが大血管の損傷は無かったため、手術で損傷部位を切除するだけで一命を取り留めました。

鎖骨下動脈は大動脈から分岐して腋窩を通って上肢に血液を送りますが、損傷して出血しても肺のある胸腔に溜まって気付くのが遅れ、気付いた時にはかなりの出血になっている可能性は考えられます。

左上腕から入った銃弾が左鎖骨下動脈を損傷させるまでは納得できますが、左右別々に大動脈から分岐するので右鎖骨下動脈まで損傷することは普通は考えられませんが、本当に右鎖骨下動脈も損傷していたなら、もしかすると左鎖骨下動脈を損傷させた銃弾が、左鎖骨下動脈を貫通した後に右鎖骨下動脈まで損傷させるという不幸な奇跡が起きたとしか思えません。

しかし鎖骨下動脈の損傷程度なら開胸すれば直ぐにクランプして止血することは可能と思いますが、救急車からドクターヘリに移乗する際もスタッフに緊張感が無く、奈良県立医科大学の到着してドクターヘリから降りた時の画像も見ましたが、心臓マッサージをしている様子がなく、ドクターヘリに乗る時には蘇生不能な状態になっていた可能性が高いと思いますが、奈良県立医科大学で救命措置がされ、100単位以上も輸血が行われたとも言われており、元首相なので何とかして助けないといけないという使命感から無駄な医療や輸血が施された可能性が考えられます。

事件現場では直ぐに犯人が確保されたため安心感があったのかもしれませんが、元首相が銃弾に倒れたというのに群衆にそれほど慌てる素振りが見えない事に、ここまで日本人の無関心さが深刻であることに恐怖を覚えます。

選挙中でもあり民主主義への挑戦とか民主主義で許してはいけないと言う政治家が居ますが、民主主義か社会主義に関わらずテロ行為は許してはならず、実際に犯人は個人的な事情と言っているように、ずっと犯行を狙っていて、街頭演説がチャンスと考えてたまたま昨日、凶行に及んだだけで選挙を妨害しようとか思っていないので、民主主義への挑戦とか民主主義で許してはいけないと言う政治家の方が真の民主主義が分かっていない中身の伴っていない薄っぺらな人間で、逆に選挙に利用しようと考えているようで不適格だと思います。

明日は参議院選挙の投票日ですが昨日の事件と選挙は全く関係ありません。

日本の将来を決める大事な選挙です。

同情で投票するのではなく本当に国民の事を考えて日本を良くしてくれそうな候補者に投票するようお願いします。