発熱などの症状があり市販の総合感冒薬を飲んでも症状が改善しないため症状が出てから2日後に民間のPCRセンターでPCRを行って陰性と判定された方が総合感冒薬を1週間ほど継続しても症状が改善しないため当クリニックを受診され、抗原定性検査で新型コロナ感染と診断しました。
PCRは不活化ウイルスでも陽性になり採取部位に数個のウイルスが付着していただけで陽性になるため非常に偽陽性が多い事が問題ですが、採取部位にたまたまウイルスが居なかったり採取方法などで偽陰性になる事も問題になります。
特に民間のPCRセンターでは採取方法の不備などで多くの偽陰性が出る可能性が考えられますが、本当は感染しているのに陰性という結果を信じて感染していないと判断して感染対策を怠って感染を拡大させている可能性も考えられます。
保健所でPCRを行う際も陽性と判定されるとそのまま療養施設に入れられてしまう事も多く、症状があって苦しいの医療機関を受診していないため症状を緩和する薬剤を処方されずに苦しいまま待機施設で過ごさないといけなくなりますので、発熱などの症状を認める場合は必ず医療機関を受診して検査をするようにお願いします。