新型コロナウイルス感染症は全数報告の義務があり毎週、国立感染症研究所から週報として報告されています。

2020/12/21~27,12/28~2021/1/3に関しては10例ほどしか報告がありません。

その他の週でもせいぜい週に20~30例です。

空気感染する結核はこれほど多くの方が感染予防に努めても新型コロナウイルスの10倍ほどの報告があり、そういう点からも新型コロナウイルスが空気感染する可能性もかなり低いと思います。

新型コロナウイルス累積報告数は約35300例で死亡数は約200例しかありません。

ECMOnetが公表している人工呼吸器、ECMOを装着して亡くなった人は600名弱なので、実際には全数報告されていないと思われますが、公表されている死亡者数は約5500人ですが、その差はどうしてできるんでしょうか?

一概に比較できないかもしれませんが国立感染症研究所が公表している累積報告数が約35300例で現在、発表されている感染者数(実際には単なるPCR陽性者数ですが)は約346000人で約10倍ですので国立感染症研究所が公表している死亡数も10倍にしてみると約2000例になりますが、それでも公表されている死亡者数の半分以下にしかなりません。

私はECMOnetの管理を中心にしておられる医師と懇意にさせてもらっていますので直接、お聞きすると、どこも受け入れ先が無くて初めから人工呼吸器などの積極的治療をしない事を条件に受け入れてもらった患者さんが相当数、居るようです。

もちろん高齢のために本人、家族が初めから積極的治療を希望せず人工呼吸器などをされずに亡くなった方も居られます。

それ以外に感染者が回復した後や単なるPCR陽性者が事故や自殺など他の原因で亡くなったとしても死亡者数として発表されています。

初めから人工呼吸器などの積極的治療をしない事を条件に受け入れてもらった患者さんにも適切な医療が提供されていれば死亡者数は減っていた可能性も考えられますが、そこまで死亡者数を水増ししても新型コロナウイルス感染症は1年間で5500人程度しか居ないような病気です。

もっと深刻なのは多くの倒産・閉店などで失業者が増え、精神的に追いやられるなどして全くの非感染者の自殺者が発表されている新型コロナウイルス感染症の死亡者よりも増加している事を無視して良いんでしょうか?

国立感染症研究所の週報には厚労省が運営する新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理システム(HER-SYS)を用いて届けられた情報は含まれていないと記載がありますのでHER-SYSを閲覧しようと思いましたが、保健所から発行されたIDとパスワードが必要との事で保健所に問い合わせをしましたが、新型コロナウイルスを実際に診療して登録する医療機関にしかIDをパスワードは発行できず、発行されたとしても全数などの閲覧はできないとの事で断念しました。

担当者はたまたまかもしれませんが、新型コロナウイルスの公表されている死亡者数に単なるPCR陽性者が事故や自殺など他の原因で亡くなったとしても含まれている事を知らなかったので非常に驚きました。

子供は感染しにくいため学校でのマスク着用、特に体育の授業中にマスクをする事は低酸素の危険がある事、市内の体育館でも運動中のマスク着用が義務化されているため同様に低酸素の危険があり、亡くなる方が出てからでは遅いので早々の対応をお願いし、当クリニックの投稿を読んで間違いがあれば指摘してもらう事をお願いしました。

 

感染症発生動向調査 2020年52,53週