先日、録画してあったマイケル・ムーア監督の「華氏119」を観ましたがトランプ大統領批判がメインテーマですが、それ以外でも多くのアメリカの問題点が描かれていました。

2014年にミシガン州フリント市で知事の私利私欲のために水源を変更したために多くの住民に鉛中毒患者を作りました。

当時のオバマ大統領も現地に行きましたが水を飲むふりをするパフォーマンスだけで何の解決もせず当然、FDAも何もしてません。

やっとの事で和解されたのは昨年の8月になっての事ですが、賠償金が支払われたとしても鉛に侵された人々の健康は取り戻せません。

日本では蛇口から安全な水が出てくることが当たり前ですが、こんな事がアメリカでほんの6年ほど前に起きているという事を知っておく必要があると思います。

感染対策に関してもCDCが凄いように言われていますが、アメリカではこれほど多くの感染者や死亡者が居るのに感染対策が成功していると言えるでしょうか?

CDCがマスクを推奨しているのは呼気飛沫が何かに付着して長時間、活性を保つために呼気飛沫を出さないようにするためですが、これを専門家も含めて多くの人は飛沫感染予防だと誤解していますが飛沫が付着した所を触ってしまう事によって起きる接触感染対策であって、マスクをしなくても手洗いや目鼻口を触わらないだけで対応可能です。

「華氏119」では学校での銃乱射事件をきっかけに多くの学生が銃反対で決起した事や教師が低賃金是正を訴えてストライキを決行した事も描かれていました。

アメリカでは驚いたことに多くの生徒が学校で朝食・昼食を摂っているようで、ストライキをしながらでも生徒たちへの食事は提供していました。

教師の賃上げだけで決着を付けようとされても運転手などが含まれていなかったため、運転手などの賃上げも認められるまでストライキは続けられました。

暴動などは直ぐにニュースになりますが、こういう非暴力的な行動で世の中を動かすことは可能です。

間違った対応をしている外国を参考にしても意味が無く、日本では非常に感染が抑えられていますので今の混乱を少しでも早く収束させるために多くの人が声を上げる事が必要だと思います。