薬師丸ひろ子さんが主演で映画化もされた「ねらわれた学園」などの作者の眉村卓さんの奥さんが癌になり、主治医から笑いが免疫が上がる事があるという話をされ、奥さんを笑わせるために毎日ショート・ショートを書き、抗癌剤治療を行いながらですが余命宣告よりも長く生きられ、その実話は「僕と妻の1778の物語」という映画にもなっています。
眉村卓さんの奥さんが入院されていた病院に私も働いていて、主治医は先輩医師ですが私も回診などでご本人と接した事があります。
笑いが免疫を活性化させることは大阪国際がんセンターでも研究を進めています。
COVID-19はほとんどの感染者は誰にも感染させておらず、集団にスーパースプレッダーという非常に多くのウイルスを排出する人が居れば感染が拡がる事は緊急事態宣言前からクラスター対策班から発表されていて、海外の論文でもこの事は記載されています。
一方で発症2日前から誰かに感染させているという推論から無症状者でも誰かに感染させているかもしれないために無症状者でもマスクをする必要があるという風潮になっていますが、無症状者のほとんどは当然、非感染者ですので無症状者が誰かに感染させるというのは非常に稀なケースで、ほとんどの感染者は誰にも感染させていない事を考えても、無症状者がマスクをする意義がほとんど無い事は明白です。
マスクをするのがマナーという誤った常識のためにマスクをしない人を好奇の目で見たり、入店拒否、飛行機の搭乗拒否などの差別まで起きてしまっています。
無症状者が誰かに感染させているという稀なケースのために全ての人がマスクをしてしまうと、実際の有症状者が誰で注意が必要か区別が付かなくなり、他人を怪しんだ眼で見てしまい、マスクをする事で表情が分かりにくくなるために余計に猜疑心が深まります。
飲食店で感染が拡がるという風評から飲食店への時短営業の要請があり、会食する機会が減り、今後も閉店を余儀なくされる飲食店が増えるかもしれません。
行動自粛要請のために帰省もできず、観光業も大打撃を受けて閉店・倒産などが増える恐れもあります。
多くの人の心が荒み、笑顔が消え、免疫が活性化する事が妨げられて逆に感染しやすい身体にさせられている恐れがあります。
腸内フローラという言葉を耳にした人も居ると思いますが、腸の中には多くの菌やウイルスが居て、善玉・悪玉・日和見がお花畑のようにバランスを取りながら存在していますが、口腔内にも多くの菌やウイルスが居て、善玉・悪玉・日和見がバランスを取りながら存在しています。
マスクをしていると内側に湿気が溜まって菌やウイルスが繁殖しますが、口腔内ではバランスを取っていてもマスク内部で繁殖した時に悪玉・日和見が悪影響を及ぼす事が考えられ、かぶれや肌荒れなどの原因にもなります。
そういう事を総合的に考えればマスクにはメリットよりもデメリットの方が非常に多いという事は明白です。
2020年は散々な1年になってしまいましたが、2021年は皆がマスクを外して笑いを取り戻して精神も肉体も経済も健全な世の中になる事を祈るばかりです。