指を切った時に指の根元をきつく縛って止血をしようとするのは血流が途絶えて組織が壊死するため、してはいけない事を知っている人は多いと思います

感染が拡大している事を理由に再び移動制限や飲食店の短縮営業がされるようですが、これは止血のためにきつく縛ってはいけない事と同じように、するべきではないと思います

出血というのは血管内にある血液が血管が損傷することによって血管の外に出てしまう現象ですので、止血するためには損傷された血管が修復される必要があります

血液に含まれる血小板や凝固因子などが作用して血管が修復されますので、損傷された血管内に血液が流れていないと血管が修復されません

根元で縛ってしまうと一見、血が止まったかのように見えますが単に損傷した血管に血液が流れていないために止血しているかのように見えるだけで、血流を再開させれば血管は修復されていないため出血します

縛る事により損傷した血管だけではなく他の組織に行く血流も途絶えて組織が壊死するので縛ってはいけません

最も有効な止血法は出血している部分を血が滲むか滲まないかぐらいの力で抑える事で、血管の損傷部分に血が流れているので損傷部分が修復されて結果的には早く止血されます

行動制限や飲食店を短縮営業させて感染者は確かに減ると思いますが、それは止血しようとして根元で縛るのと同じように減ったように見えてるだけで、血流を再開させれば再度、出血するように制限を解除して人の接触が再開すると再び増えるのは明白で、結果的には混乱の収束を遅らせ根本的な解決法になりません

それどころか人の動きを止める事で社会が壊死状態になり企業や店舗の倒産・閉店、失業者・自殺者の増加に繋がります

本当の感染対策は人の動きを止めずにするべきで、行動制限をしたり解除したりを繰り返すために波ができているだけで、行動制限を行わなければ緩やかにピークが上がり、その後の収束も結果的に早くなると考えられます